アンソロジー
MSI
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現在、活動中止中ともいえるクラナドの、20余年にわたる歩みを網羅する決定版。通して聞いていくと、幼い頃から親しんだトラッド→トラッドのアレンジ→シンセサイザーによる幻想的な響き→ポップス・ロックの吸収とクラナド式アレンジ→原点回帰…と、彼らの流れが手に取るように分かる。それは、ちょっと寂しいことだがポールとキアランの音楽性の違いを如実に反映したものだということも見えてくるし、エンヤが果たした役割と家族間の影響の与え合いも見える。
クラナドのクラナドたる所以、美しいコーラスは#1「ニル・シェン・ラ」から始まり、DISK2の「クリー・クローガ」「愛しいあなた」で一つの頂点を見せている。惜しむらくは「ニル・シェン・ラ」のライヴヴァージョン(必聴の傑作!!)、「愛しのモラーグ」といった素晴らしいコーラス曲が収録されていないことだろう。
充実したライナーノートも嬉しいが、ゲール語歌詞が対訳のみなのが残念。